2013/2/7

[She ye, ye]
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http://www.sheyeye.com/?pid=54953059

ARTIST : Occident
TITLE : Occident
LABEL : Zamir Sweden

ギター奏者のClaes Lundellとベース奏者のChrister Lindstromを中心に、フルート、トランペット、ドラムス、エレピ、パーカッション、女性ヴォーカルというほぼ無名のセッションミュージシャンらによって結成されたスウェーデンのバンドOccident。81年にこれまた無名のZamirなる零細レーベルから発表した恐らく唯一の作品。憂色のジャズファンクから渚の風景を背景にした長いドラムブレイクへ転じる『Life/Liv』、波音の背景に遠~い女性コーラスが揺れるドリーミーフォーク『Whale Song』などなど、渚ジャケも含めてトータルにおセンチな情緒を滲ませる創作性の高い作品。う~ん埋もれた名盤!200枚ぽっきりの超限定プレスとの未確認情報も!?おすすめ!


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http://www.sheyeye.com/?pid=31496605

ARTIST : Samuel Hobo + Jean-Michel Jarre
TITLE : Freedom Day / Synthetic Man

今や世界的に有名なシンセサイザーミュージックの第一人者Jean Michel Jarreですが、大ヒットを飛ばす傍らでその反動のような激しく脱線したエラーワークスあれやこれやを変名でこさえていたことでも有名。これはそんなエラーワークスの中でも比較的有名なFoggy Joe名義の『Zig Zag』なんかでも共演していた、音楽家でもなんでもないフリークアウトの権化のようなゴロツキSamuel Hoboのボヤきというか魂の呻きを全面にどフィーチャーした72年のド問題作!まるでSuicideを一年間風呂に入れずに熟成発酵したような激ダーティー電子パンク!


Freedom Day / Synthetic man Samuel Hobo & Jean Michel Jarre


[newtone]
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http://www.newtone-records.com/index2.php?id=n_t0053017

artist : CHRISTIAN NAUJOKS
title : True Life/In Flames
label : DIAL (GER)

スティーヴ・ライヒら現代音楽のミニマル音楽、そしてブライアン・イーノのAMBIENTシリーズ、ECM等から多大なる影響を受けたであろうクラシカル・コンテンポラリー・アーチストCHRISTIAN NAUJOKSのLAWRENCE主宰の大人気DIALからの話題の新作2ndが入荷。
ドイツ、ハンブルグ・クラシカル交響楽団の全面協力のもと、アコースティック楽器と歌声のみで制作され、クラシックの特殊音響施設Laiszhalleでのホールでのライブ録音。緻密で繊細なピアノ、マリンバの反復と反響。優しく崇高な歌声がホールのスケール感なアンビエンスに賛美歌的な美しさで重なり響き合っています。全9曲。素晴らしい。美麗気品。レクイエム。豪華見開きジャケ限定アナログ盤。まだ再入荷しました。 (コンピューマ)


Christian Naujoks - You Are Everything


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http://www.newtone-records.com/index2.php?id=n_t0055315

artist : TENTOMUSIK
title : Am/Rec
label : oSoSoM (JPN)

待望の再入荷!すべて午前中に録音したからタイトルも「am/rec」という、DAUのメンバーふたりによるAMトラベル・アンビエント・ミュージックの黄昏とゆらぎ、カモメのジョナサン。おそらくメンバー本人の所以外で販売されるのは今のところココnewtoneのみ。
プレイボタンを押したその瞬間から摩訶不思議な佇まいの地平が広がる。そして時間が進むにつれ、なんだか不思議と気持ちが安らいでくる。これはやはり午前中の陽の光パワーなのか!?すべて午前中に録音したからタイトルも「am/rec」という、DAUのメンバーふたりによるAMトラベル・アンビエント・ミュージックの黄昏とゆらぎ、カモメのジョナサン。私事ではありますが、少し前にサウンドクラウドでフリーでリリースさせていただいたミックス「SOMETHING IN THE AIR PT.2」のオープニングで、勝手ながらこのアルバムの「船窓から」を使用させていただきました。あのミックスの物語はこの曲がはじまりでした。本当にありがとうございます。thanks ロボ宙さん (コンピューマ)


[LOS APSON?]
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http://losapson.shop-pro.jp/?pid=54605345

artist : OST (Jean Pierre Mirouze)
title : LE MARIAGE COLLECTIF
Label:BORN BAD (FRA)

フランシス・ベベイの「AFRICAN ELECTRONIC MUSIC 1975-1982」を世に送り込んだフランスのBORN BAD RECORDSから、1971年制作のフランス/デンマーク合作のエロティック映画『集団結婚』のサウンドトラック盤が発掘お目見え!!! 粗悪映画ながら、その音楽は当時の人気ポップTV番組「ディムダムドム」(仏TVの革命児ジャン=クリストフ・アヴェルティ制作)のサウンド担当だったジャン=ピエール・ミルーズの手になるもの。そのミルーズもピエール・シェファーの電子音楽/現代音楽探究アトリエGRMの重要人物だった人。ここから「セクソポリス」という30年後にカルト的再評価を受けるレア・グルーヴ曲が生まれてくるのですが、いかんせん映画が粗悪だったためサントラ盤は日の目を見ず、アセテート盤のテストプレッシングまでしか存在しなかったのです。そしてこのアセテート盤の1枚が2010年に倒産した楽曲管理会社の廃品の山の中から見つかった、というウソみたいな話から、このサントラ盤全9曲が今日初めてこうして衆人の目の前に登場したのです。ジャン=バチスト・ギヨー(BORN BAD RECORDS)の執念の勝利と言えましょう!


OST LE MARIAGE COLLECTIF - JEAN PIERRE MIROUZE - " SEXOPOLIS "


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http://losapson.shop-pro.jp/?pid=54605165

artist : Balvina Ramos, Gaby Kerpel
title : Tira Torito
Label:Suramusic (ARG)

KING COYA名義では、ZZK Recordsを中心としたデジタル・クンビア勢の中でも一際早くそのサウンドの本質を押さえ、後続を絶つような圧倒的名作「CUMBIAS DE VILLA DONDE」を発表。ソロ作「CARNABAILITO」ではカルロス・アギーレ、アクセル・クリヒエール、サンティアーゴ・バスケスらの手法を彼らの登場前から実施。フォルクローレの持つ山々のサイケデリアを抽出し、それにまつわる人間から沸き起こる「寂しさ(のようなもの)」をユーモラスにポップに歌いあげました。又、ダブという手法を用いてフォルクローレの哀愁、リズム、南米民族楽器の響きをフォーカスし、切り取り現代的に魅せることに成功しています。今作はバルビナ・ラモスというフォルクローレのベテラン女性歌手とのデュオ作。チャランゴ、ボンボ、ケーナの響きと、ガビーの異質かつ不思議なサウンド・デザインは鋭利かつ枯れた魅力が増しながら、動かしがたい意志からくる圧倒的な呪術的南米サイケデリアそのもの。酩酊と覚醒、ひたひたと山奥へ踏み入れるかのようなシネマティックな妄想かき立てる曲順も素晴らしい。ゲストはマッシュルーム・アンビエント・バイオリニスト、サミ・アバディ。プロデュースはフェル・イセージャ。今、一番「遠い」処へ連れてってくれる音楽。(Shhhhh)


Gaby Kerpel & Balvina Ramos - Carnavalcito