2013/3/31

[She ye, ye]
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http://www.sheyeye.com/?pid=57084796

ARTIST : Salih Baysal
TITLE : The Myth
LABEL : Sonet UK

極めて越境的な感性を持つ三人のトルコ人によってスウェーデンで結成され、薫り立つようなエキゾチズムとジャズインプロヴィゼイションとが鮮やかに交差する名作を生み出したSevda。その霊的中枢であり、ひと際濃い~エキゾチズムを放ったヴァイオリン奏者Salih Baysal。Don Cherryの『Eternal Now』などで知られるUniversal Folk Soundsシリーズの7番としてリリースされた78年の作品。Maffy FalayやOkay Temizら、Sevdaの面々が参加。73年録音のA面は、異郷の路地裏から聴こえてきそうな滋味深いターキッシュフォークロア。72年のB面は、異郷のテーマが次から次に雪崩れ込んで滝壺と化す狂乱の舞踏曲メドレー。大推薦盤!


[newtone]
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http://www.newtone-records.com/index2.php?id=n_t0054630

artist : QUIQUE SINESI
title : Danza Sin Fin
label : ESPAMUSIC (ARG)

カルロス・アギーレとの来日公演もあまりに圧倒的な感動を与えてくれたキケ・シネシの大名盤。
20代にしてディノ・サルーシ(ECMからリリースのアルゼンチン・タンゴを代表する一人)のツアーに参加し、ロス・アニョス・ルス諸作への参加や、モノ・フォンタナ、カルロス・アギーレ、シルビア・イリオンドらとの交流含め、南米を越えて欧州まで知られた存在です。クラシック・ギターから現代音楽、そしてもちろんフォルクローレへの確かな知識と技術をもって創り出される美しい世界。キケもギターだけでなく、チャランゴ、ピッコロも操りながらオリジナルの曲を語り継ぐ至福の一枚。そして2曲素晴らしいピアノを披露しているのは、カルロス・アギーレです。98年作ながら密かに語り継がれていた名盤の一枚。これはヨシタケEXPEくんに教えてもらいました。確かにこれもSpace Guitar。 (shhhhh)