2013/4/5
[She ye, ye]
http://www.sheyeye.com/?pid=49011261
ARTIST : Emmanuel Dilhac
TITLE : Cosmophonigeste
LABEL : Private France
70年代から80年代にかけて、フォークミュージックとフリージャズと自前のアニミズム的思想を混ぜこぜにした極めて異端的なレコードを残し、現在も貝殻や石ころなどの自然物もろもろを使った奇妙な音霊オブジェをこさえたり、それを用いたパフォーマンスを続けてらっしゃる孤高の人Emmanuel Dilhac。これは84年に自主制作した二枚組の大作。ごそごそコロコロって具合に、切り株や石ころや貝殻に宿る音すだまをダイレクトに奏でたものや、そんな音すだまに自前の歌を乗せたものなど、プリミチヴ＆謎なパフォーマンスたっぷり収録。見開きのジャケには、原始人みたいな扮装で音すだまと戯れる様子を捉えた愉快な写真も。大推薦盤！
http://www.sheyeye.com/?pid=57302844
ARTIST : Alpataco
TITLE : Senor Inca
LABEL : Trova Argentine
この直後にスペインに亡命し、薫り立つようなインカの霊性と先鋭的なジャズインプロヴィゼイションを融合した超一級のジャズフォークを生み出すアルゼンチン出身のフォルクローレバンドAlpataco。在アルゼンチン時代に残した唯一の作品となる74年の1stアルバム。メンバーは、ヴォーカリストLidia Tolabaと、その夫で打楽器奏者のDavid Kulluck、そして渡欧後Francois Rabbathとも共演する鬼才ダブルベース奏者Jorge Sarrauteらを中心とする凄腕五名。生々しく力強い先住民族由来の音楽成分を色濃く打ち出しつつ、型破りなアレンジで伝統に鋭く切り込んでいく挑発的な内容。ジャケはお部屋に飾ろう！大傑作！
http://www.sheyeye.com/?pid=57293577
ARTIST : Un Drame Musical Instantane
TITLE : Trop D'Adrenaline Nuit
LABEL : GRRR France
70年代初め頃から、音楽や映像だけに留まらないマルチメディアな創作活動をしていたJean-Jacques BirgeとFrancis Gorgeの二名に、フレンチジャズ第一世代の中でもぶっちぎりの個性を放つ鬼才Bernard Vitetを加えて、70年代に結成された騒音一座Un Drame Musical Instantane。自主レーベルGRRRから79年に発表した1stアルバム。ミュージックコンクレートのひん曲がった解釈と寄る辺ない衝動とが入り混じる騒音ドラマ『アドレナリン過剰の夜』収録。3rd以降のあの高濃度コラージュ絵巻とはまた違う、がらくたまみれの人力脱線フリーミュージック。痛快！
[newtone]
http://www.newtone-records.com/index2.php?id=n_t0054806
artist : SINKANE
title : Runnin' (Daphni Remix)
label : PHONICA SPECIAL EDITION (UK)
再入荷してます。DAPHNI aka CARIBOU Remix !!! ストレンジ・アフロロック・アシッド！
SECRETLY CANADIAN等からリリースするブルックリンの気鋭のエクスペリメンタルロックYeasayer（イェーセイヤー）のAHMED ABDULLAHI GALLABソロ（Helado Negroにも参加してます）！オリジナルは、TONY ALLENのビートを思わせるアフロビートベースのサイケデリックロック！そしてリミックスにはDAPHNI aka CARIBOU。サイケデリックなシンセワーク/電子音で新しいダンスビートを更新しつつあるDAPHNIの文句なしの必聴ワークです。強烈。シカゴの Chandeliersなるユニットのリミックスも注目。極限に挑んだ高音圧のカッティング、重量盤による音の迫力も聴き所。レコメンド！BING aka TOSHIO KAJIWARA氏もプレイ！ (サイトウ)
[Meditations]
http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=10911
artist: Latelatelatenight
title: Bio-Techno-Infospherical Integration
label: Rotifer Cassettes
Rotiferより、Lectric SandsやHeatsick系バレアリック?な南国ダンスもの出ました!
さっぱり謎な作家Latelatelatenightによるデビュー作。力が抜けたビートと暖かいアンビエンスで作られる脱力浮遊時間。バキバキにならないRotifer色なローファイ具合が最高です。限定50部。
2013年作品
http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=6493
artist: ADOLF WOLFLI
title: The Heavenly Ladder
label: Sub Rosa
芸術は爆発だ！！ アドルフ・ヴェルフリを知っていますか？
救世主か、はたまた正真正銘の狂人か。 「ドグラ・マグラ」的に頭が大パニックを起こすトンデモ音楽の登場！
★とんでもない人物がいました。アドルフ・ヴェルフリ (1864-1930)はスイスの画家、作家、詩人、図案制作家として、アール・ブリュット（アウトサイダーアート）すなわち専門教育を受けていない制作者のアートを代表する存在ですが、何と作曲も残していました。経歴がすさまじい。極貧の石工の家庭に生まれ、幼時に虐待を受けるものの6歳で父が家族を捨て、7歳で母が亡くなると天涯孤独となりますが、「姦」の字の入るハレンチ極まりない犯罪を３度も繰り返し（三度目の被害者は３歳！）、1895年に刑務所ではなく精神病院に収容され、以後生涯をそこで送りました。
★精神病院内で1899年から絵を描き始め、1908年からは「揺篭から墓場まで」と題された3,000ページにわたる小説を綴り始めます。これはヴェルフリ自身の超自我である８歳の少年ドゥフィが世界中を巡る空想の探検記で、旅した地域の距離、高度、深度から街、山、川、橋の列挙と複雑な地図まで添えた、とても精神を病む人の手から生まれたとは信じがたい精緻なものとなっています。その物語の挿絵として描き始めたドローイングが、これまた驚く程のマニエリスムで、一見マンダラかペルシャの細密画風な独特のオーラとエネルギーを放ち、気に入る方も多いはずの美しさを示しています。
★1916年には誇大妄想も極まり、「聖アドルフ巨大王国」を建設、自らを聖アドルフ２世と命名、その王国を祝福してポルカや行進曲などの作曲まで始めます。病院では、自分が作曲した自らを称える歌をラッパで吹き鳴らしつつ描くヴェルフリの姿が見られたという笑えない話が残されています。
★ここに収められた楽曲は、ヴェルフリの残した楽譜をヴァイオリニストで作曲家のボドゥアン・ド・ジャエルが研究のすえ、自ら音にしたもの。彼は一見適当に音符を連ねただけのように見えるヴェルフリの音楽に、非常な個性と秩序を見出したとのことで、演奏も説得力に富んでいます。音楽はかなり珍妙ですが、何やら凄いものが潜んでいるようにも聴こえ、もしかしたら大天才の大傑作かもしれないと思うようになってきます。さしずめ音楽版「ドグラ・マグラ」と申せましょう。
★美術に興味のある方、既成の価値観を認めない方には是非聴いていただきたい、二度と手に入らぬ貴重盤。ハードカバー本仕立てで、彼の美術も鑑賞できます。
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http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=10901
artist: Ben Vida & Greg Davis
title: Working Models
label: Los Discos Enfantasmes
FemminielliやJohn Chang作品を出版しているカナダのカセットレーベルLos Discos Enfantasmesより、遂にLP作品出ました。しかも内容はこの来日も果たしたBen VidaとGreg Davisコンビの共作です!
このレーベルでもお馴染みの作家2名による、モジュラーシンセ&コンピューター作品。波を打ち、奇怪なビートを重ね、膨れ上がり、弾けたり落下したりと、耳から脳を揺さぶる魅惑の演奏の数々です。カバーは立体仕掛けの特殊仕様。お勧め!
2013年作品
http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=10899
artist: Co La
title: Soft Power Memento
label: NNA Tapes
Daydream Repeaterが素晴らしかったアヴァン・ポップ/ループ作家Co Laの新作出ました!
60年代女性グループ、ヒップホップ、クラシックのレコードなどなどと前回と同じく多種多様な音源を拝借、針が飛んだみたいにメタメタに切り貼りして繋げたアヴァンかつポップなループ集。 今作では南国色を残しつつもジャズやラウンジ要素が強く、より大人の色気が漂う好内容になっています。前作ファンには勿論お勧めです!
2012年作品
