2013/8/10

[meditations]
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http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=11778

artist: Alejandro Franov
title: Opsigno
label: NATURE BLISS

Mono Fontanaの作品にも参加している、アルゼンチンのマルチ奏者、アレハンドロ・フラノフの最高傑作4thアルバム!

アルゼンチン音響派の重要人物、Alejandro Franovによる傑作名高い2004年作が、廉価版仕様で再登場です!
シタール、アコーディオン、キーボード、ギター、パーカッション、ボーカル他無数の楽器を操り、"音の妖精"の異名を持つ作家。南米他のリズムを取り入れつつ、出る音は東洋的な異国の空気を持ち、さらさらとした透明度の演奏で魅了させてくれます。まさに妖精が通った光の跡を追いかけていくような感覚です。
Iasos的往年のニューエイジなアンビエンスや、Em Recordsの異国発掘視点、Grailsサイケデリック・ロックにも繋がる、幅広い世界観の1枚です。アルゼンチン好きは元より、多くの音楽狂に直撃の好盤でしょう。お勧めです!!!!!
2004年作品
(Tatewaki)


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http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=11893

artist: Pheno S.
title: Kani
label: sahelsounds

滅茶苦茶良いです…病み付き間違いなしのサハラ産激ユル・ベッドルーム・ヒップホップ/ダンス。サハラ砂漠周辺音楽を集めたあの怪VA Music From Saharan Cellphonesに収録されていた作家が、なんと単独でLP化です!
TerrorizerやBrutal Truthのレベルを落としきったような、この混沌アートワークからは想像もつかない緩さが全体を漂ってます。1曲目からベッドルーム極まりないビートと共に、変調朴訥ボーカルが語っては舞い、中途半端なテンションで煽り、時には疾走もするという具合。異国情緒なシンセのなびかせ方もたまりません…
SNSが発達したパソコン/ネット時代だからこそ生まれ得た他からの音楽の伝わり方、世界観、佇まいとしか言いようが無い、見る人が見れば宝石以上のこの上ない奇跡の輝きを放ってます…!
ここSahel SoundやMississippi好きだけでなく、d'EonやJames Ferraroを始めとしたHippos In Tanks、Fade To MindやBeer On The Rug的ヴァーチャル世界なシンセ/ダンス好きにも大きな爪痕を残す事でしょう。限定500枚。大推薦です!!!!!!!
2013年作品
(Tatewaki)


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http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=11890

artist: Keith Fullerton Whitman / Floris VanHoof
title: Split
label: Shelter Press

ベルギー/フランスのShelter Pressが贈る音楽出版物第17弾。今回はKeith Fullerton WhitmanとFloris VanHoofの電子音楽/アンビエントな好スプリットです!
お馴染み米現行電子音楽界の重鎮Keith Fullerton Whitmanは、夢見心地な浮遊が徐々に持続して増幅する軽い印象の組曲を披露。対するベルギーのFloris VanHoofは、ウネウネゴロゴロと電子海域を泳ぎ回る生物的感触のアンビエンス。両者共に深さもありつつ、軽い感触なのでサラリと聴けてしまう入り易さがあります。
限定400枚。ここは音楽だけに限らず書籍やアートグッズも手掛けているだけあり、今回も綺麗な作りのジャケットが光ってます。古典電子音楽から緩いアンビエントの間を行く好盤です!
2013年作品
(Tatewaki)




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http://www.meditations.jp/index.php?main_page=product_music_info&products_id=9676

artist: Bernard Gagnon
title: Musique Electronique (1975-1983)
label: Tenzier

間違いなく2012年の重要発掘作!!!! 大推薦です!!! カナダの電子音楽家Bernard Gagnonによる75年~83年作品集。
1953年生まれ、サイケのバンドをやっていたものの、73年にIannis Xenakisに出会い師事。その後徐々に才能を開花させていくことになります。ここには題の通り75年~83年制作の7曲を収録。どの楽曲も鋭利で奇怪なコンクレート披露、透き通った電子音から強烈な鉄の塊に変態するGwendoline Descendue!、様々なビートと切断電子音が追いかけ回すTotem Ben、バンド演奏を鉛でズタズタに切り刻んだGololo-Mashta、そして中でも一番強烈なのが、伸びきった振り子と悪夢のような鈍い鉄の輝きが時間を刻むNous Sommes Tous Des Cre Basile。作品中最も静かな印象ながらこれがもう一番たまりません…! 自国カナダはケベック実験音楽を輩出するTenzierより。Etienne O'Learyも凄かったですがこれは更なる偉業でしょう。全音楽好きにお勧めです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2012年作品
(Tatewaki)